開院２周年
- 2020年5月14日
- コラム
５月１４日をもちまして開院２周年となりました。
２年前の開院日から診察券も１万４０００番代となり多くの方々に支えられ、育てていただいた２年間だったと思います。大学病院の勤務医の時では感じ得なかった多くのことを学ばせてもらいました。開院時は自分と看護師以外、医療経験及び医療事務経験が無いスタッフがほとんどでした。そんな中、自分が目指した診療スタイルにずっとついて来てくれて、そして今や「どうしたら患者さんの為になるのか」、「どうしたらもっとスムースに診療が行えるのか」を自分たちで考えて、調べて、勉強会までしてくれる、クリニックを支えてくれたスタッフにまずは感謝をしたいと思います。最近ではスタッフから教えられることが沢山あります。患者さんからの意見も、患者さんの困りごとも、医者の自分とは違った視点から沢山のことを吸い取り、日々改善を考えてくれています。
また、当院に携わってくださった多くの方々にも本来なら直接会ってそれぞれに感謝を述べたいところですが、まさかのこの事態の為、多くが文章などでのご挨拶となってしまうものかと思います。
大学病院時代には難しく、困難な病気を治すことが使命でした。この２年間で沢山の患者さんから学ばせていただいたことは、風邪、花粉症、中耳炎などの大学病院の医師からすればありふれた疾患をより深く勉強し、わかりやすく説明すること、困っている患者さんの悩みを耳鼻咽喉科の枠を超えて、医者として答えること。なのかなと思っています。コロナの見極めは難しいと思います・・・
今は自然の多いこの地で、季節の移ろいを感じながら、日々診療していることに満足しています。カモガヤの花が咲いて花粉症が始まりました。今年は、学校健診は秋になるのか、無くなってしまうのかまだわかりませんが、地域に密着した診療をこれからも進化しながら続けて行きたいと思います。
感謝。
スタッフの手作り作品が増えました。鶴ですが、ものすごく細かい模様が切り込まれています。いつもの日常が戻って来たら見に来てみてください。
みのり耳鼻咽喉科 院長
須田稔士
