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口・喉の病気

口・喉の病気|みのり耳鼻咽喉科・佐倉市ユーカリが丘の耳鼻咽喉科

口・喉の病気

喉の痛みを訴える女性

のどの調子が悪くなったとき、耳鼻咽喉科と内科のどちらにかかれば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか?
痛みや咳などののどの症状は、鼻の症状と関係していることもよくあります。
風邪のウイルスの多くは鼻の奥のアデノイドという部位または喉の粘膜に感染を起こします。鼻の奥、喉に直接的にネブライザーなどで治療を施すことができるのが耳鼻科の強みです。
また、小児ののどが痛いなどの症状では溶連菌感染やアデノウイルス感染など、周囲に感染を広めないためにも診断が重要です。
大人では声が長期にかれている、なんとなく喉にずっと違和感があるなどの症状ではしっかりと喉を内視鏡で観察することが大切になります。

喉・口腔の疾患

急性咽頭喉頭炎

いわゆる、のど風邪の状態です。痰の状態や扁桃腺の状態などでウイルス感染か細菌感染かなどを判断して治療を行います。薬を処方する以外に、ネブライザーにて直接薬を患部に作用させることで炎症を抑え、早く辛い症状が楽になる様にします。のどの奥の炎症だと、神経が刺激されて時に耳の奥の痛みとして感じることがあります。

溶連菌感染症

小児の発熱、のどの痛みが症状です。のどの痛みの多くはウイルス性によるのど風邪ですが、細菌感染である場合、溶連菌をもっとも疑います。時に心臓の弁や腎臓に合併症を起こすことがあるため、しっかりと診断をして治療することが大事です。当院で当日わかる検査も可能です。治療は、基本的な抗生物質の内服で速やかに改善することがほとんどです。また治療後に可能であれば一度尿検査をお勧めしています。

アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱)

のどの痛み、目の充血、発熱が3大症状となります。夏風邪とも言われています。ウイルス感染なので治るまでには1週間程度要します。その間の辛い症状を和らげるためのお薬などを処方します。非常に伝染しやすいという特徴があるため、診断が大切です。当院では当日にわかる検査が可能です。症状が治まり2日経つまで出席停止となります。

急性扁桃炎

症状はのどの痛み、発熱です。
口蓋垂(のどちんこ)の両脇にある扁桃腺が細菌の感染で炎症を起こした状態です。抗生剤を使用し治療しますが、慢性扁桃炎などで繰り返している場合、なかなか治りにくいことがあります。悪化してしまうと、食事が困難となり入院となってしまったり、扁桃周囲膿瘍などの病気に発展してしまう場合があります。早めの治療が重要となります。

慢性扁桃炎(習慣性扁桃炎)

急性扁桃炎を繰り返している状況です。早期に抗生剤などでの治療が重要となりますが、繰り返さない様にうがいなどでの予防も重要となります。それでも、年4回程度以上繰り返してしまう、なかなか仕事など休めないのに急性扁桃炎で入院となってしまったなど手術適応となります。

扁桃周囲膿瘍

急性扁桃炎が悪化し、扁桃腺の周りに膿が溜まってしまった状態です。のどの痛みのみならず、食事不能、口が開かない、声が出しにくいなどの症状が伴います。膿を出してあげることで症状は改善しますが、ここまで進行してしまうと通常は入院となります。時に命に関わる重症となるため、急性扁桃炎のうちにしっかりと治療することが重要です。

扁桃肥大、アデノイド肥大

口蓋垂(のどちんこ)の両脇にある扁桃腺、鼻の奥にある咽頭扁桃(アデノイド)が大きくなり、鼻やのどの空気の通り道を狭くしてしまった状態です。鼻づまり、滲出性中耳炎、いびき、無呼吸の原因となります。3歳ごろから大きくなり、78歳で空気の通り道に対し占める割合が最大となります。
滲出性中耳炎を繰り返す、ご飯が食べづらく成長が悪い、夜間呼吸が止まっているなどの症状がある場合は手術して摘出の適応となります。

伝染性単核球症(EBウイルス感染症)

症状は扁桃炎と同じく、のどの痛み、発熱、だるさが主だった症状となりますが、顎の下や耳の下のリンパが腫れる場合が多くあります。また、肝臓や脾臓が障害されることもあります。基本的にはウイルス感染のため、12週間の安静治療となりますが、のどが痛く食事ができない、肝機能の数値が極端に不良でだるくて動けないなどの症状の際には入院治療となります。

急性喉頭炎

声枯れ、のどの乾燥感、咳などが症状となります。原因はウイルス感染であることが多いため、風邪の部分症状となることが多くなります。症状を和らげるお薬を処方します。
声枯れや咳がひどい時は吸入を併用します。

声帯ポリープ

症状は声枯れです。のどぼとけの裏側に声を出すための声帯があります。ここに水風船(ポリープ)が出来てしまった状態です。無理な発声を繰り返したり、喫煙などが原因となります。声の安静や内服や吸入で改善することもありますが、改善に乏しい場合には手術して取り除きます。

喉頭腫瘍

声枯れが長く続く、タバコを以前でもある程度長期に吸っていたなどの症状がある場合には注意が必要です。一度当院にて喉頭ファイバーにて声帯の状態をチェックすることをお勧めします。声帯ポリープや声帯結節、時に喉頭癌の可能性があります。組織を取って検査が必要となる場合があります。

急性喉頭蓋炎

のどの奥の舌の付け根のところにあるヒダに炎症が強く起きた状態です。のどの奥が非常に痛い、声が出しにくくなってきたなどの症状が特徴です。非常に急速に症状が進んでしまうことがあり、時に呼吸困難を来たす非常に危険な病気です。

咽喉頭異常感症

なんとなくのどがイガイガする、なんとなく痛いといった症状が比較的長く月単位で続く状態です。ストレスなどが原因となることもしばしばありますが、アレルギーや副鼻腔炎、逆流性食道炎、腫瘍などがないかチェックが必要です。
原因がある程度絞り込めれば、治療にて症状が軽減する可能性があります。まずは、受診をして検査することをお勧めします。

口内炎

通常は体調や栄養状態の悪化などで口の中の粘膜に傷ができ、それが治りにくい状態です。時に、ヘルペスなどのウイルスの感染や、特殊な病気の症状のひとつの可能性があります。また、口内炎を繰り返す、なかなか治らないといった症状から癌が発見されるケースがあります。通常の口内炎であれば、軟膏やビタミン剤で改善します。

口腔内乾燥症

耳の下、顎の下にそれぞれ耳下腺、顎下腺という唾液を作る工場が左右にあります。この機能が年齢や炎症などで落ちてしまい口の中が乾いてしまうことがあります。比較的高齢で女性に多く見受けられます。唾液を出す内服やうがい、漢方などで治療を行いますが、一般的に有効な効果が得られないケースが多い印象です。

味覚障害

栄養不足、ウイルス感染の後、貧血、別の病気などで薬を使用した後などに見受けられます。ほぼ原因のすべてで結果的に亜鉛の補充が必要な治療となります。約半年程度の比較的長い経過で約6割程度が改善を認めます。

唾石症

顎下腺という顎の下の唾液を作る工場内またはそこから口の中に唾液を出す管の中に石が詰まってしまった状態です。食事の時に片側の顎の下が腫れるというのが特徴的な症状となります。石が小さい場合には、炎症を抑える薬や痛み止めで自然と石が口の中に出てくることを待つことが可能です。石が大きく、何度も腫れる場合には手術をして摘出する場合があります。